明日葉のふるさと八丈島
火山と黒潮が育む島
八丈島は東京の南会場に位置する伊豆諸島最南端の島です。
287kmも離れていながら、実は東京都に属するこの島は、八丈富士と三原山という二つの火山から成り立つ火山島です。
歴史の古い三原山はおよそ10万年前にできたと言われていますが、八丈富士はおよそ1万円前にできた若い山です。
そんな隣り合った二つの火山によってつくられた八丈島の火山灰質の土壌は、まさにミネラルの宝庫です。
昔から島の人たちの健康を支えてきた不思議な野菜、「明日葉」の秘密はその土壌から始まるといえるでしょう。
日本のハワイと呼ばれている島
そして八丈島のもう一つの特徴は、その温暖な気候です。
黒潮の影響を受けた海洋性気候のため、四季を通じて暖かく、「日本のハワイ」と呼ばれているほどです。
屋久島に次いで年間の降水量が多いと言われるだけあって、目を疑うほどたくさんの木々や草花がその命を育んでいます。
どこからともなく響き渡る鳥のさえずりに、あたりを見渡すとハイビスカスやヤシの木、極楽鳥花などの南国特有の食物を見かけることも珍しくありません。
また、黒潮の流れにのってやってくる様々な種類の魚も一年中食卓を賑わせています。
島の笑顔を支える健康野菜
そんな自然豊かな島に住む人たちの暮らしぶりは、私達現代人が忘れかけていたものを思い出させてくれます。
例えば野菜や魚を中心とした八丈島料理。それはまるでかつての古き良き日本の食卓のようでもあります。
しかし、ただ昔ながらの食事をしているだけでは、健康長寿として有名になることはなかったでしょう。
八丈島の風土に根付いた食文化があるからこそ、健康な生活を送ることができるのです。
90歳以上の人の数は100人/8,000人
八丈島では人口8,000人のうち、90歳以上の人の数は100人を超えています。
90歳以上といっても、多くの方が年齢を感じさせないほど活き活きと、仕事や趣味を楽しんで暮らしています。
親子三代、家族全員で畑仕事に精を出すといった光景も珍しくありません。
そんな活力あふれる八丈島の人たちは口をそろえてこう言います。
「毎日、明日葉を食べているだけ。そうすれば誰だって元気さ(笑)」
八丈島の元気いっぱいの笑顔を支えてきたのが島の健康野菜「明日葉」なのです。
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